海外投資信託のススメ!今から始める海外投資信託について

昨今の経済状況を考えると、一抹の不安というものは誰しも持っているのではないでしょうか。だからこそ、まとまった資産を手に入れたい、そう思うのは必然的なことだと思います。今回はそういった方に資産運用としておすすめしたい、海外投資信託について解説します。

1.海外投資信託とは

そのままの意味となりますが、主に海外にて投資する商品となります。投資対象の資産は様々であり、株式、債券や不動産等、多岐にわたる投資対象商品がありますので色々と見てみるといいでしょう。また、投資対象として先進国と新興国の2種類が存在します。これら投資対象に加え、為替ヘッジと言った用語も出てきます。ですが、難しく捉える必要はありません。知ってしまえば簡単なことですので、投資対象である先進国と新興国の違い、為替ヘッジについてこれから説明したいと思います。

2.先進国と新興国の投資信託について

先程述べた先進国と新興国の2種類ですが、先ずは先進国の投資信託については主に北米やEU諸国、次に新興国の投資信託先としては、アジアや中南米諸国等があります。これらの、先進国と新興国の違いについて解説します。

・海外投資信託、先進国について

先進国の海外投資信託は基本的に値動きが安定しています。その分リターンが小さくなると同時に急な値崩れが起きない分、リスク自体も新興国よりは少ないと言えるでしょう。先ずはリスクを抑えつつ海外投資信託を試したいという方にはリスクの少ない先進国での投資信託が向いていると言えるでしょう。

・海外投資信託、新興国について

こちらは先程の先進国と違って、真逆の立場といえるでしょう。積極的にリターンを追求することが可能となっていますが、その分リスクが高い、ハイリスク・ハイリターンの海外投資信託と言えます。やはり、先進国と比べて新興国の投資信託は見返りが大きい分、リスクも大きくなっているためギャンブル性が高いとも取れます。新興国の海外投資信託に関しては、新興国は多少なりとも海外投資信託に慣れてきた中級者以上の方に向いている投資信託と言えるでしょう。

3.為替ヘッジがあるかないか、しっかりと確認しておきましょう。

投資の対象地域が海外のファンドである場合、為替ヘッジがされているところとされていないところが存在します。この為替ヘッジとは何か、為替ヘッジについて解説します。

・為替ヘッジとは為替変動によるリスクを回避すること

為替という言葉の意味通り、海外投資を行うということは円ではなく、外貨にて投資を行うことになります。そうすると、投資先の通貨が高くなり、円安となれば、円換算した場合利益となりますが、これが投資先の通貨が安くなり、円高となればその時点で損失となりえるでしょう。タイミングよく円安となればプラスの収益となりますが、為替相場は常に変動します。そういった為替変動リスクを回避することを為替ヘッジと言います。必ずしも為替ヘッジを行う必要性はありませんが、急な通貨の下落等、そういった不安がある人は為替ヘッジのあるファンドを選択することをおすすめします。

まとめ

海外投資信託と考えると難しく感じるかもしれませんが、先進国と新興国の違い、為替ヘッジの違い等、少しずつ紐解いていくことで、それぞれのメリットとデメリットが分かったのではないでしょうか。国内だけではなく、海外の投資信託について知っておくことで、資産を増やすチャンスが大幅に増えると言っても過言ではないと思います。個人資産を増やしたいのであれば、海外投資信託も視野に入れて運用を考えてみるといいでしょう。