日本の金利じゃ満足できない?高金利でおすすめの海外債券投資について

世の中には色々な投資先が存在します。今回はその中でも海外債券投資について解説したいと思います。しかしながら、海外債券と言ってもピンとこない人も多いのではないでしょうか。ですので、海外債券とは一体何か、海外債券を行う上でのメリットとデメリットについて解説しようと思います。

1.海外債券の定義とは

発行体や通貨、発行市場のどれかが外国である債券のことを指します。例としましては国内の発行される債券が外貨建の場合や、海外で発行される債券が円建の場合も外国債券ということになります。つまりは海外が関係している債券は海外債券ともとれるでしょう。海外債券には円貨建債券や外貨建債券、二重通貨建債券等の方法があり、そこから更に細分化されたサムライ債やデュアルカレンシー債等の方法が存在します。それぞれの債券にそれぞれの特徴といったものが存在しますので、自身にあった債券発行方法を選択するといいでしょう。

2.海外債券投資を行う上でのメリットについて

海外債券だからこそ、得られるメリットがあります。この項目では海外債券投資のメリットについてご紹介したいと思います。

・海外債券ならではの高い金利

やはり、何と言っても海外の金利は高い点が挙げられます。昨今の日本では低金利が続いているだけに、海外の高い金利というものは魅力的であります。金利が高いということはその分リターンも大きくなってくると言えるでしょう。しかしながら、金利の高い債券はその分リスクも高くなります。金利に目が眩んでリスクヘッジを怠らないように十分注意して選択する必要があるでしょう。

・為替差益によるプラス収益を得られる可能性がある

例えば、海外債券に投資した後、円安になった場合はその分利益が増します。ですが、その逆も然り、円高になった場合は円が上がることに損失にも繋がってくることになります。ですので、こういった為替部分についても把握しておく必要性がありますので、外貨市場等も一緒に把握しておくといいでしょう。為替相場を知っておくことは資産運用を行うにあたって有利に働きます。なので、海外債券投資を行う際は債券市場調査だけではなく、外貨等の動向もチェックしておくといいでしょう。

3.海外債券投資を行う上でのデメリットについて

やはり、メリットだけではなくデメリットも存在します。そういったデメリットをしっかり把握しておくことが何よりも成功の鍵になると言えるので、デメリットについても解説したいと思います。

・価格変動による債券売却へのリスク

海外債券は保有している間に関しては定期的に利息が支払われますが、償還を迎えると元本がそのままの状態となり返済されます。ですが、途中で債券を売却したい事情が出来た場合、市場価値が購入時より低い価格の場合は損失が発生してしまいます。もし、売却を考えている場合は早めに市場調査を行い、いつ頃売却するかの検討を早めに考えておくと良いでしょう。

・経営状況や財務状況に依存する信用リスク

債券は利息や償還金が予め決められているのですが、確実に支払われるかは発行体側の信用に依存しています。発行体が経営状況、財務状況が著しくなく破綻してしまえば利息や償還金が支払われない可能性が起こりえるでしょう。こういった、債券購入した先の経営難問題等の可能性が起こり得ることを信用リスクと言います。

まとめ

高い金利等は海外ならではのメリットと言えるのではないでしょうか。ですが、そこに潜むリスクをしっかりと見据えて海外債券投資を行うようにしましょう。リスクヘッジを怠らずに、適切な運用を心がけたら結果は良い方向に動くと思います。興味がありましたら、一度海外債券投資を視野に入れてみてはいかがでしょうか。